ご挨拶
大会名誉会長 兼 ゼネラルプロデューサー
伊達公子
2026年4月、「ひなたオープン in 宮崎」の第1回大会がスタートします。
この大会は、ただ新しく始まる大会ではありません。
ここにたどり着くまでには、長い時間と、多くの想いが積み重なっています。
すべての始まりは、宮崎県総合運動公園庭球場のコート改修でした。
砂入り人工芝からハードコートへ。
さらに、インドアコート6面やクラブハウスの整備も含め、コートサーフェスだけでなく、トータルで「世界と戦える環境」をこの宮崎に作りたいという強い思いから、宮崎県へお願いを続けてきました。
この取り組みにご理解とご協力をいただいた宮崎県の皆様、そして宮崎県テニス協会の皆様には、心より感謝申し上げます。
また、本大会の開催にあたりご支援をいただいているスポンサーの皆様のご協力なくしては、ここまでたどり着くことはできませんでした。
現役時代、世界を転戦する中で、数えきれないほどのコートに立ち、さまざまな大会を経験してきました。
その中で感じてきたこと、そして今、育成に携わる立場として強く感じていることがあります。
「環境が、選手の未来を大きく左右する」ということです。
そうした想いを形にしたのが「ひなたTENNIS PARK MIYAZAKI」です。この場所を、ただの施設で終わらせたくない。ここから世界に挑戦する選手を送り出したい。そのために何が必要かを考え続けてきました。その一つの答えが、この大会です。
特に、今回開催するW35の大会には明確な意味があります。若い選手たちが世界へ進むためには、ポイントを積み上げ、ランキングを上げていかなければなりません。しかしその最初の壁は、想像以上に高いものです。
同じ試合をしても、得られるポイントが違う。
W15では1回戦勝利で1ポイント、優勝で15ポイントに対し、W35では1回戦で4ポイント、優勝で35ポイントと、その差は大きく、選手のキャリアに直接影響します。だからこそ、より上を目指すための「チャンスの場」が必要だと考えました。
さらに、2週連続開催にもこだわりました。
試合で力を出し切ることは、トップ選手であっても簡単ではありません。まして若い選手たちにとってはなおさらです。
移動を減らし、同じ環境でプレーできること。コートに慣れ、自分の力をしっかり発揮できること。そして、「ひなたTENNIS PARK MIYAZAKI」という恵まれた環境の中で、十分な練習を積みながら大会に臨めること。その積み重ねが、次の一歩につながっていくと信じています。
この大会は、コート改修から始まり、多くの方の力をお借りしながら、ようやくここまでたどり着きました。出場する選手たちには、ここを世界レベルに到達するための「通過点」にしてほしいと思っています。ここで満足するのではなく、次へ、さらにその先へと進んでいく。その覚悟を持った選手たちの戦いの場であってほしいと願っています。そしてぜひ、その姿を会場で感じていただきたいと思います。
これから世界に出ていく選手たちの“今”には、トップの試合とはまた違う魅力とエネルギーがあります。
この宮崎から、新しい挑戦が始まります。
まだスタートしたばかりの大会ではありますが、「ひなたTENNIS PARK MIYAZAKI」とともに、この大会を育てていきたいと思っています。
改めまして、本大会の開催にあたりご尽力いただいた宮崎県、スポンサーの皆様、そして宮崎県テニス協会の皆様に、心より感謝申し上げます。皆様のご支援とご声援を力に、この大会をより良いものへと成長させてまいります。
伊達 公子